初めまして。
orionです。
心理学が大好きで、日々の何てことない疑問や感じたことを心理学の観点から綴って見ようと思います。
皆さんは境界性パーソナリティー障害ってご存知ですか?
最近私の周りにもこの様な方々が増えてきているように思います。
じゃあ、どんな人たちなのかって?
一言にいえば両極端思考な人です。
例えば自分に対してのイメージが理想の自分と、ダメな自分の両極端なイメージしかない、つまり中間がない完璧主義な思考です。
失敗などしてダメな部分を感じてしまうと自分を全否定してしまうのです。
対人関係でも、自分の理想通りであればベタベタな人間関係を強要し、一変して自分の思い通りにならないと相手に対してのこき下ろしの誹謗中傷が凄いことになるのです。
つまり根底には「見捨てられ不安」があるわけなんですよね。
そしてお試し行動もあるんです。これが一番厄介なんです。
自分の思い通りにしたいがために人間関係を操作するのですが、わざと流言を流して対立に導いたり等々、とにかく人間関係をハチャメチャにしてしまう癖があるんです。
依存したい相手が私を見捨てるかもしれないと言う不安を拭い去るために、試す事が目的らしいのですが
たいていの人はこの激しい対人操作に辟易してしまうと言う結果に終わります。
対人関係をハチャメチャにされた経験のある私としては、この境界性パーソナリティー障害の対人操作の恐ろしさを痛感するばかりです。
まあ簡単に言うと、境界性パーソナリティー障害の人は理想的な自己像と低い自己像を行ったり来たりしている不安定な自己像の持ち主ということですね。
これは自分も境界性パーソナリティー障害のような時期を経験したことがあるのでわかりますが、他人との距離の取り方を学んだ方がこう言う人たちには有効的でしょう。
若い頃は衝動性もあってエネルギーも豊富にあるのでこんなことが起こるのかもしれません。事実年齢が上がるにつれて境界性パーソナリティー障害は治っている人が多いそうです。
なんて言うのかエネルギーっていうのは使い方によったら凄く情熱的な才能を発揮することもあると思うので、若さゆえの過ちを良い方向に向けたら、とんでもなく良い結果が出ることもあると思うんですよね。
あの有名な尾崎豊さんは境界性パーソナリティー障害と言われていましたが、自分の思いを歌に綴って叫び続けてたくさんの人が共感しました。
やっぱり情熱は才能でもあると思うんです。
マイナスのエネルギーも有効活用してみてほしいと思います。