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最近はコロナの影響でメンタル面に影響が出ている人が多いのではないでしょうか?私もそのうちの一人です。そんなメンタル弱めの弱音を、心理学を通して綴って行きたいと思います。

俺様な自己愛性パーソナリティー障害


最近、不倫疑惑で話題になった渡部建さん。


佐々木希さんという、とてもきれいな奥様を持って、可愛いお子様に恵まれていても、不倫に溺れてしまう・・・


なぜでしょうか?


彼は一部の人たちからは自己愛性パーソナリティー障害ではないかと言われています。


自己愛性パーソナリティー障害とは、『自分は人より優れた特別な人間』だと思っている状態の人です・・・しかも病的に。


人間というのは誰でも自分は特別な存在と思うこともあると思います。


事実、子供は、三歳までは幼児的万能感と言って自分の言うことは何でもかなう特別な存在と信じているものです。


おむつが濡れたら泣いて母親を呼び、オムツを変えてもらって気持ちよくなる。そしてお腹がすいてまた泣いて母親を呼び、おなかを満たしてもらう。


この繰り返しで赤ちゃんは自分の思い通りになる母親を実感するのです。


そもそもこの時期は母親と自分が別の人間だとは感覚的にわかりません。そうやって赤ちゃんは母親に融合して愛着をしっかり満たしてもらいます。


そして少しずつ感覚が成長してくると自分の一部だったお母さんが、自分の思い通りにはならなくなる。


「こんなひどいことはない!」と泣き喚き、そして母親は自分の一部ではないし、思い通りにはならないことを実感し、自分は万能ではないと感じるのです。


子供は幼児的万能感と言う特別を満たしてもらうと、自分と母親以外の他人の違いを認識する力も付くのです。


この基本的な愛着を満たしてもらった人は自分が病的にまで特別と言う実感をを求めません。


自己愛性パーソナリティー障害は基本的な愛情飢餓感の欠如から、他人の実感ができていない人だとも言えます。


つまり、


「自分をもっと尊大に扱うべきだ!」「自分の要求を満たすためには他人が犠牲になっても構わない」・・・


これって母親の無償の愛情を求めている子供の要求と同じように聞こえませんか?


今までの人生で他人がそう扱ってくれることは少なかったでしょうから劣等感も相当なものでしょう。


渡部健さんも人気者できれいな奥様だからこそ、粗雑な自分を見せられなかったのかもしれませんし、ひょっとしたら奥様もお子さんも自分のステータスの一部だったのかもしれません。


だとしたら他人は自分が特別な存在と認識する為にだけに存在するのものと思うことは少し寂しいような気がしますね。


人間の基本は全て愛からなんだと思います。